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第31回社会情報システム学シンポジウム


概要

 社会情報システム学研究会では,2025年1月31日(金)- 2月1日(土)に,第31回社会情報システム学シンポジウムを社会情報学会との共催にて開催いたします.本シンポジウムでは,シンポジウムを行いますとともに,社会情報システム学に関する最先端の研究発表を公募します.
 本年のシンポジウム講演は,計算社会科学の発展をテーマとし,東京大学の鳥海先生から「新型コロナワクチン関連偽誤情報の拡散とその要因」について,国立情報学研究所の水野先生からは「グローバル経済ネットワークと経済安全保障」についてご講演いただきます.
 開催形式は,ハイブリッド形式となります.ご関心をお持ちの多数の方々のご参加をお願い申し上げます.


     
鳥海不二夫先生
(東京大学)
      水野貴之先生
(国立情報学研究所)



日時: 2025年1月31日(金)15:00~18:00,2月1日(土)10:00:~13:00
シンポジウムテーマ: 計算社会科学の発展
会場: チャレンジ石垣島
所在: 〒907-0004 沖縄県石垣市登野城510(アクセス

プログラム
2025年1月31日
15:00~16:00 シンポジウム1
タイトル:新型コロナワクチン関連偽誤情報の拡散とその要因
講演者:鳥海不二夫(東京大学)
16:00~16:10 休憩
16:10~17:50 一般セッション講演1
司会:後藤晶(明治大学)
2025年2月1日
10:00~11:00 シンポジウム2
タイトル:グローバル経済ネットワークと経済安全保障
講演者:水野貴之(国立情報学研究所)
11:00~11:10 休憩
11:10~12:50 一般セッション講演2
司会:梅谷凌平(産業技術総合研究所)


<シンポジウムプログラム> 
講演1「新型コロナワクチン関連偽誤情報の拡散とその要因」
(鳥海不二夫:東京大学)   
2019年から始まったCOVID-19のパンデミックにおいては,WHOからパンデミックと同様に情報の拡散すなわちインフォデミックに関しても注意喚起が行われるた. 特に,2021年から開始されたワクチン接種に関しては日本国内でも多くの偽誤情報が蔓延し問題となった.このような偽誤情報が拡散する要因としてSNSの普及がある.情報発信のコストが低下し,誰でも気軽に情報を拡散できるようになったことから,接触する情報が変化しSNSを中心に情報摂取を行っていると,メディアなどの情報が届きづらくなったことが原因とも考えられる. そこで,本講演では日本で利用者の多いSNSの一つであるTwitter(現X)のデータから新型コロナワクチンに関する記事を分析し,どのように偽誤情報が拡散したのか,またどのようなユーザが偽誤情報の拡散を担ったのかを報告する.
講演2「グローバル経済ネットワークと経済安全保障」(水野貴之:国立情報学研究所)   
グローバル社会は、多様な人々や組織が複雑に繋がることで成り立っています。しかし、その中には、武装勢力のフロント企業など、私たちの想像を超える存在も含まれています。本講演では、世界経済がどのように繋がっているのかを、モノの流れを示すサプライチェーンと、資金の流れを示す株式所有ネットワークという2つの視点から可視化します。また、ブラックコミュニティの存在や、実質的支配者のランキング、ロシアへの迂回輸出の現状について、データに基づいて解明します。さらに、これらの課題に対応するために必要な情報科学の役割やツールについても議論します。
  <一般セッションプログラム>
一般セッション1 司会:後藤晶(明治大学)
   1-1 SNS文化における哲学的な「忘れられる権利」―訂正不可能な超越論的「赦し」と「裏切り」の倫理―
     霜山博也
   1-2 各府省の公共データ利用規約への準拠状況
     本田正美
   1-3 内閣官房内閣広報室の広報事業費の推移:行政事業レビューシートの分析にみる東日本大震災の影響
     西川順子
   1-4 日本におけるサプライチェーン・マネジメントの DX 化に関する一考察
     税所哲郎
   1-5 神経発達症の青少年のインターネット利用
     加藤千枝

一般セッション2 司会:梅谷凌平(産業技術総合研究所)
   2-1 我が国上場企業の不正会計の兆候分析へのアプローチ
     石島隆
   2-2 相互意見参照型授業支援システムを用いたZ世代の「銀行」に対する意識の把握と授業実践
     神辺圭一
   2-3 教育DXと教育データの利活用に関する小中高校生を対象とした調査
     宮代菜美絵,諏訪博彦,小川祐樹
   2-4 教育DXと教育データの利活用に関する小中高校生の親を対象とした調査
     宮代菜美絵,諏訪博彦,小川祐樹
   2-5 留学支援サイトの構築とその広報によるコミュニティ形成に関する研究
     大西うらら,KIM SEONGWOON,小椋大河,谷藤大輝,長谷川正明,長場美空,青木心洸,岡田勇

<参加費等>
  • 参加費:登壇者3,000円(当日の発表者のみ),聴講者(無料)

<一般セッション講演論文応募規定概要>
  • Web上の画面にて,300字程度の要約および必要事項を記入の上,2024年12月25日(水)(必着)までにお申し込み下さい.
  • プログラム委員会にて申込内容に基づき審査を行い,採否を決定いたします.採否の連絡は,12月末までに行います.
  • 採録の方は,2024年1月24日(金)必着にて,カメラレディ原稿をお送り下さい.
  • カメラレディ原稿は,A4版6枚程度まで,図表を含みます.
  • 予稿集は,電子データとして公開いたします.
  • 一般セッションの発表時間は一人20分とします.発表15分,質疑5分を目安としてください.

<過去の開催情報>
第30回社会情報学システム学シンポジウム
第29回社会情報学システム学シンポジウム
第28回社会情報学システム学シンポジウム
第27回社会情報学システム学シンポジウム
第26回社会情報学システム学シンポジウム
第25回社会情報学システム学シンポジウム
第24回社会情報学システム学シンポジウム
第23回社会情報学システム学シンポジウム
第22回社会情報学システム学シンポジウム
第21回社会情報学システム学シンポジウム
第20回社会情報学システム学シンポジウム
第19回社会情報学システム学シンポジウム
第18回社会情報学システム学シンポジウム

<お問い合わせ先>
社会情報システム学研究会事務局 研究会幹事 諏訪博彦 e-mail:h-suwa<at>ubi-lab.com