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社会情報システム学研究会では,2025年1月31日(金)- 2月1日(土)に,第31回社会情報システム学シンポジウムを社会情報学会との共催にて開催いたします.本シンポジウムでは,シンポジウムを行いますとともに,社会情報システム学に関する最先端の研究発表を公募します. 本年のシンポジウム講演は,計算社会科学の発展をテーマとし,東京大学の鳥海先生から「新型コロナワクチン関連偽誤情報の拡散とその要因」について,国立情報学研究所の水野先生からは「グローバル経済ネットワークと経済安全保障」についてご講演いただきます. 開催形式は,ハイブリッド形式となります.ご関心をお持ちの多数の方々のご参加をお願い申し上げます.
2019年から始まったCOVID-19のパンデミックにおいては,WHOからパンデミックと同様に情報の拡散すなわちインフォデミックに関しても注意喚起が行われるた. 特に,2021年から開始されたワクチン接種に関しては日本国内でも多くの偽誤情報が蔓延し問題となった.このような偽誤情報が拡散する要因としてSNSの普及がある.情報発信のコストが低下し,誰でも気軽に情報を拡散できるようになったことから,接触する情報が変化しSNSを中心に情報摂取を行っていると,メディアなどの情報が届きづらくなったことが原因とも考えられる. そこで,本講演では日本で利用者の多いSNSの一つであるTwitter(現X)のデータから新型コロナワクチンに関する記事を分析し,どのように偽誤情報が拡散したのか,またどのようなユーザが偽誤情報の拡散を担ったのかを報告する.
グローバル社会は、多様な人々や組織が複雑に繋がることで成り立っています。しかし、その中には、武装勢力のフロント企業など、私たちの想像を超える存在も含まれています。本講演では、世界経済がどのように繋がっているのかを、モノの流れを示すサプライチェーンと、資金の流れを示す株式所有ネットワークという2つの視点から可視化します。また、ブラックコミュニティの存在や、実質的支配者のランキング、ロシアへの迂回輸出の現状について、データに基づいて解明します。さらに、これらの課題に対応するために必要な情報科学の役割やツールについても議論します。
<過去の開催情報> 第30回社会情報学システム学シンポジウム 第29回社会情報学システム学シンポジウム 第28回社会情報学システム学シンポジウム 第27回社会情報学システム学シンポジウム 第26回社会情報学システム学シンポジウム 第25回社会情報学システム学シンポジウム 第24回社会情報学システム学シンポジウム 第23回社会情報学システム学シンポジウム 第22回社会情報学システム学シンポジウム 第21回社会情報学システム学シンポジウム 第20回社会情報学システム学シンポジウム 第19回社会情報学システム学シンポジウム 第18回社会情報学システム学シンポジウム
<お問い合わせ先> 社会情報システム学研究会事務局 研究会幹事 諏訪博彦 e-mail:h-suwa<at>ubi-lab.com